映画月間
何を見たかと言うと、まずはこれは公開を待ちに待っていた「ファミリー・ツリー」。
まだご覧になってない方にネタばれになってしまうので、内容の方はあまり詳しくは触れませんが、とにかくとにかく流れてくるハワイアンの音楽と美しいハワイの風景がすばらしく、それだけでワタシには見る価値のある映画でした。
こういうの見るだけでストーリーとは関係なく涙が止まらなくなるワタシなので^^;;
主人公 マット・キングの家(ロケ地はNuuanuだそうです)
いつもはクールでセクシーなジョージ・クルーニーが動揺しまくり、感情的に怒り、嘆き、悲しみ、娘たちに手を焼き、かっこ悪い姿をたくさん見せているとこが、それはもうチャーミングで「いるいる、こんなおじさん^皿^」 と思いながらみていましたが、何度か胸にぐっとくるシーンがあり、でも最後まで劇的な展開があるわけでもなく淡々と流れる時間が映し出されているんだけ ど、舞台がハワイだからこそ、これが映画になり、そして観終わってから、とても癒された気持ちになるのだなあと思いました。
たくさん出てくるホノルルやワイキキの風景もよし、カウアイ島やハワイ島の大自然もよし、ハワイではすべてよしなのです。
そして、先週、ワタシは誕生日だったのですが、水曜日で特にイベントも予定もあるわけでなく、夫は会社、子どもたちは学校や幼稚園で、ワタシ1人、誕生日の1日をどう過ごそうかと思ってひらめいたのが水曜日のレディースデー。1000円で「テルマエロマエ」観に行ってきました。ほんとに単純に楽しめる映画でとてもよかった。
阿部ちゃんはほんとにいい俳優さんですよね。ハンサムなのに、ああいうクスっと笑える芝居をさせたらたぶん今、日本一じゃないかなあ。。そういう意味では先ほどのジョージクルーニーとも通じるとこがあるかも。そして上戸彩ちゃんも可愛かった。
今、公開している「ソウル・サーファー」もハワイ(しかも大好きなノース)が舞台だし、それから来月公開の「プリンセス・カイウラニ」もとても興味深い。TSUTAYAも旧作100円レンタルになったし、ほんとは見たかったのに見てない映画があって、娘が幼稚園に行っている間にあれもこれも観よう!と思ってるのに、どうしてTSUTAYAに行くと、「あれ?観たかったのなんだったっけ?」となっちゃうんだろう。それが不思議。。^^;;
うさぎドロップ
来月公開予定の映画、うさぎドロップの試写会にいってきました。
この映画、去年の夏休み、息子の幼稚園で撮影があり、園児たちもエキストラとして参加したので、実は1年前に撮影された映画なのです。
もちろん、息子や自分が映っているかしら??とちょっとドキドキしたりもしましたが、残念ながら発見には至らず、でもお友達やお友達のママ、園の先生なんかを見つけるたびに、息子と2人で喜んでしまいました。去年まで通っていた幼稚園での1年前の出来事を懐かし
く思いました。
去年、このエキストラ参加が決まった時に原作のマンガも読んだのですが、多少設定の違いもあるし、それに主人公の女の子「りんちゃん」がマンガだともう少し大人っぽいというか、背負った運命の中でそうなったのだとは思うけど子供らしさが少しない感じがしてたのが、愛菜ちゃん演じる「りんちゃん」はほんとにとにかく可愛らしく無邪気でそれでいて、時折見せる寂しさや不安な表情がほんとにすばらしかったです。
主役のダイキチを演じる松ケンさんも最初は「うーーん、ちょっとダイキチのイメージと違う気がする・・・」と思っていたんだけど、不器用ながらもなかなかいい味を出していました。
少しネタバレになるけど、ストーリーの中でりんちゃんがお寝しょを繰り返してしまうことがあって、ダイキチはそのことを咎めることはしないけど、夜寝る前にちゃんとトイレに行くようにだけはさせようとします。りんちゃんが「それでもお寝しょしちゃったら?」と聞くと「着替えればいいだけだ」と答えるダイキチ。ちょっとハッとさせられました。普段から些細なことでもついガミガミ怒ってしまうワタシ。もしもワタシなら、毎日お寝しょなんてしたら、きっと毎朝、ものすごーーーーく叱ってしまうと、ネチネチしつこく言ったりしちゃいそう。考えてみたら、お寝しょしないような対策と言ったら、寝る前にトイレに行くことくらいだものね。それをしてるのに、それでもお寝しょしちゃうのはもうどうにもならない。ダイキチの言うように「そしたら着替ればいいだけ」というのはものすごくシンプルででもなかなか言えないことだなあ、、と思いました。
あともう1つ印象的だったのは、池脇千鶴さん演じる会社の先輩のワーキングママさんが「(子育てで)自分を犠牲にしていると感じるか?」という質問に対して「子供との時間も自分の時間だから」という返事。ほんとにそうだよね。もちろん、やりたいこと、行きたいこといろいろあるけど、子供との時間って、実はすごく限られてて赤ちゃんから小学校低学年くらいまでしか自分ががっしり関われないんだよね。そういう意味ではうちはお兄ちゃんとの時間はあと少しだし、娘だってもう赤ちゃんには戻ってくれない。それどころか来春からは幼稚園で、ワタシの手から離れる時間が出来るんだものね。今のこと時をほんとに愛おしく思って暮さないとね。
帰り道、息子と話したのだけど、息子が「自分にはパパもママもいてそれから妹もいるからよかった」と。「それだけ?」とも思うけど、それが6歳の子の正直な感想なんだろうし、そう思ってくれたのは、今、彼はいい毎日を送っているということだよね。
バイブル
この本、いったい何度読んだことか。。作詞家でもありエッセイストでもあり、作家でもある吉元由美さんの作品。「天使の樹」。何度読んでも、思い出すのは、この本の舞台ともなるハワイオアフ島ラニカイビーチに寝転がった時のあの感じ。熱いと温かいの中間くらいの、かなりしっかり伝わる『地球』の温度みたいな。。。
それから、主人公が見る景色で「トンネルを抜けたとたんに目の前に広がるエメラルドグリーンの海」とか、その道を反対方向に走っている時に、その美しい景色がサイドミラーごしに見えることとか、描写がまさにほんとに自分の目で見てしっている景色なので、主人公が「わあ!!!」と思わず声に出して言ってしまう感じが何度読んでもワタシをその瞬間、ハワイに帰らせてくれるので、ほんとに大好きなのです。
ネタバレになってしまいますが、物語自体は、主人公の女の子(大学生)のお母さんが同性愛者になってしまったり、親友が信仰宗教にはまり勧誘されてしまったり、登場人物の男の子がかつて振ってしまった元恋人が自殺してしまったり、、とちょっと極端で重い空気が流れそうなんだけど、でもこれを読むと物語の中にも出てくる言葉(おそらくそれがテーマ)『Flow with it』 「流れにまかせる」ということ。人生は上手くいく時もあれば、そうでない時も、いいこともあれば悪いこともあるけれども、いつもその流れにまかせて、ナチュラルに暮らしていけば、「きっとうまくいくわ」。そういうことらしいです。
ワタシの座右の銘に「人間、幸せになるようにできている」というのがあって、これはワタシのお友達に言われた言葉でもあって、その彼女は幼い頃からずっといろんな意味で苦労をしてきて、「神様なんていない。なんで自分ばっかりこんな辛い目にあうんだ」と思ったこともあったらしいのだけど、ふと巡り合った男性とあっと言う間に結婚まで進み、その時に「今までの辛い経験も何もかも、今、この幸せのためにあったんだ」と思えると言っていた言葉にワタシはとても支えられました。これから先、その言葉を信じて生きていけば、仮にもし辛いことがあってもその先の幸せを想って生きていけるかな。。と。それがこの本の「Flow with it」という言葉と妙にリンクするような気がします。なので、この本はワタシのバイブルでもあるのです。
この物語の舞台になるLanikaiというところ。ワタシが始めて訪れた20年くらい前には全然人もいなかったのに、最近は観光客も多く、日本人も多く見かけるし、雑誌やテレビでもよく紹介されているので、知っている人も多いと思いますが、ほんとに美しく穏やかで癒される場所です。
来月行くハワイ旅行ではこのラニカイ地区に宿を取って、1週間のんびりと過ごします。ラニカイステイは9年ぶり(前回は1人旅でした)なので、とても楽しみ。このワタシが大好きな場所をワタシの愛する家族も気に入ってくれるといいな。まずは息子の海嫌いを克服させねばだいたい、ワタシの子供のくせに海嫌いって、、ありえないですからーーー
TOY・STORY3
工作好きの息子。暑くて外に出たくない母は、そんな息子のために、空き箱やらセロテープやらをどっさり用意。そうすると集中して何かしてるので、こちらも助かります。そんな息子が今日、一生懸命作っていたのが・・・・・
「銃を捨てろ!手ぇあげな」
とばかりの、ウッディ人形。IKEAで買った木製のポージング人形に紙で顔や洋服を作っています。
顔を書くところは少し手伝ってあげたし、少しのアイディアは提供したものの、ほぼ全部息子が作りました。
保安官の☆のバッチやガンホルダーなど、あちこち細かいところもよく見て、なかなかの出来です
先週、映画『TOY・STORY3』を見に行ってから、しばらく忘れていたTOY・STORYブームが再燃したようで、いろんなものを欲しがるのですが、お人形が欲しいとかいろいろ言うので、「じゃあ自分で作ってみれば?」
とムチャぶりをする母に、「そうだね!」と目を輝かせる息子。出来上がった人形をうれしそうに眺め、いろんなポーズをさせるなどしてしばらく遊べそう。。。と思ったのもつかのま。凶暴な妹がお昼寝から起きて、「あ!トイストーリー!」と腕を掴んで振り回したりするので、長くはもちそうにありませんが
で、、ここから映画の話。ネタばれになりますが・・・・・
「かいじゅうたちのいるところ」
先月の話ですが、息子と一緒に映画「かいじゅうたちのいるところ」を見に行きました。CMで何度も流れていたので映画の存在自体は知っていたものの、ストーリーなどは把握してなくて、でもこれってかなり昔からある有名な絵本なのだそうですね。実は息子の幼稚園の発表会でこの劇をやることになり、息子は主役のマックスに抜擢(・・・ってマックス10人いるんですけどね^^;;)。まずは絵本を買い、それから映画も見に行くことにしました。
絵本はとてもシンプルなストーリーなので、これをどう膨らまして映画にするのかと思ったのだけど、本にはかかれていない、マックスの心のうちや怪獣たちの複雑な絡みなどがいろいろ盛り込まれている内容になってました。
子供と一緒だったので、日本語吹き替え版で見たのだけど、主役のマックスの声を演じてた加藤清史郎くんがちょっと実際のマックスより幼すぎた感ありだったのと、あとは怪獣役のメインキャラの2人が高橋克実さんと永作博美さんだったのだけど、こちらはあまりにもまんま、その声で顔が浮かんじゃって、出来れば字幕で見たかったかなあ、、という印象でした。
マックスは絵本ではただの手がつけられない悪ガキのイメージがあるんだけど、家で大暴れしたり「ママなんて大嫌い!!」と叫んで家出する背景にはこんなことがあったのかあ。。。と親側の心境も子供の側の心境もなんとなく、いろいろ考えさせられました。
全体的に、画面のトーンが暗い感じだし、子供には飽きてしまうかなあ、、と思いましたが、なにしろ自分がどうしても見たい!と言って連れてきてもらった手前か、息子も最後までがんばってみていました。(でもいいところで「おしっこ!」と言われ、中座したんですけどね^^;;)
幼稚園での劇では、マックス10人、お母さん5人、怪獣20名近く、、、というキャスティングだったのですが、息子は家で、全部の役を演じてみせてくれました。セリフも全員分ちゃんと覚えててすごいなあ、、、これは本番が楽しみ♪と思ったのですが、そこはやっぱりうちの息子。去年同様、内弁慶ぶりを発揮して、本番ではあまり大きい声が出てなかったし、歌もあまり歌ってなかったり・・・・・どうしてああ、本番に弱いのだろう・・・・・-_-
だけど本人曰く、「本番が一番楽しかった!!」というのはワタシもよくわかるんだけど、何百回も練習してその成果がどう出たかは、本番を楽しめたかどうかで一番わかるはず。「楽しかった!」ということは息子としては大成功だったのでしょう
ホノカアボーイ
昨日、息子が夫の実家に泊りに行ってていなくて、さらにワタシの母が娘を見ててくれるというので、思わぬ1人の時間が出来たので、すごいすごい観たかった「ホノカアボーイ」観にいってきました。
思ったとおりの、ゆるーーいゆるーーい、そしてゆっくりゆったり流れるハワイの時間を感じられる映画で、とてもとても暖かい気持ちになれました。毎日子供を叱ってばかり、夫にも文句ばかりのささくれだったワタシのココロを優しくなでてくれるような・・・・(笑)
ハワイは何度も訪れていますが、ワタシ、ハワイ島はまだ未到の地。HILOというフラダンサーにとっては聖地のような場所があるハワイ島にもいってみたいと思いつつも、大好きなオアフ、そしてお友達のいるマウイが優先されてしまうのと、それからハワイ島はBIG ISLANDというネーミング通りとても大きいので、ある程度長い期間滞在しないと全部見切れないと思うこともあって、なかなか行くことができてません。それに、せっかくハワイ島にいくなら、ぜひヘリで溶岩流とか見てみたい・・と思ったりすると、小さい子供がいる我が家にはまだもう少し先の話かな。。と。
だけど、行ったことない島だけど、そこはやっぱりハワイ。オールドハワイのその町は、オアフやマウイやカウアイでも見たことのあるような雰囲気、そして空気がそのままありました。
映画の中のシーンのあちこちで見える懐かしいハワイの雰囲気になんかこう鼻の奥がツンとするような、せつないような恋しいようなそんな気持ちになりました。ああ、ハワイに帰りたいなあ。。。
映画に出てくるメインの登場人物はみんな日本の俳優さんたちなのに、倍賞さんも松坂さんもこいし師匠もハワイアン以上にハワイアンらしい、ハワイの日系人を見事に演じて、、というより楽しんでいるようでした。
倍賞さん演じるビーさんの作るお料理がほんとにどれもこれもおいしそうで、11:40からの上映でこの映画をみたワタシは、お腹が減って減って・・^^;;
帰ってきて、どうしてもロールキャベツ食べたくなったので、作っちゃいました。ビーさん曰く、具にご飯を混ぜるとスープを吸うので味がよく染みるんだそうです。
優しい気持ちでお腹がいっぱいになる映画でした。
毎日に疲れている人にもぜひおすすめ。ごちそうさまでした。
崖の上のポニョ
息子にとってこれが映画デビュー。家でDVDを見ててもたいてい飽きてしまうので
最後まで見られないことが多いし、ましてや、「アンパンマン」や「どらえもん」みたい
な映画でもないので、ちゃんと見られるか心配でしたが、本人がどうしても見たいと
言うので、連れていきました。まあ、ワタシ的にも「ポケモン見たい!」と言われる
よりかはジブリ作品のがよかったかな。
お盆の真っ最中だったし、さすがに人気の映画だけあって、子連れでいっぱいでした。
ワタシはもちろん娘は母に預けて行ったのだけど、息子よりもずいぶん小さい子供を
連れてきている人もたくさんいました。途中、泣いちゃっている子もたくさんいた中、
息子は意外にもちゃんと最後までおとなしく見ることができました。
ストーリーが面白かったというよりは、かわいいポニョが見られて満足だった、、と
いう感じでしたが、それでも行く前に息子が言ってんだけど「幼稚園でもお部屋を
暗くして映画を見たから大丈夫だよという言葉通りだったので、
やっぱり幼稚園の集団生活の中では、この甘えん坊&きかん坊の息子もちゃんと
協調性が身についてきているんだなあ、、と思いました。こればっかりは親が愛情を
注げば身につく、、ということではないんだろうし。息子の成長にまた感動です。
で、肝心の映画ですが・・・・ここからはネタばれも一部あるので、まだご覧に
なっていない方はスルーしてくださいね。
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